日本でもIR関連法案の審議や、自治体によるカジノ誘致が進んでいます。
そのため、カジノに興味を持ったかたや、行ってみたいと思うかたも多いです。
日本にカジノはまだありませんが、中国のマカオなど、日本からのアクセスが良いカジノ観光地もあります。
そのため、今回はマカオにあるランドカジノと運営会社、売上について紹介します。
なお、各ランドカジノの情報については、東京都港湾局による「平成28年度海外における特定複合観光施設に関する調査分析業務委託報告書」を参考にしています。
マカオにあるランドカジノと運営会社、売上
マカオは東洋のラスベガス
マカオのカジノ合法化は、ポルトガルの植民地時代の1847年です。
そのため、マカオのカジノ産業は歴史が深く、現在ではマカオのGDPの約6割を占める主要産業となっています。
カジノ文化になじみが薄い日本ではあまり聞かれませんが、マカオは「東洋のラスベガス」や「アジアのラスベガス」と呼ばれるほど規模が大きく、人気も高いカジノ観光地域です。
マカオのランドカジノ運営会社の歴史と現在
前述のとおり、マカオのカジノ合法化は1847年です。
はじめはランドカジノの運営会社は1社のみで、長らくカジノ産業は独占状態でした。
しかし、2001年にはマカオ政府がカジノ産業の自由化のために、カジノライセンス(運営許可)の国際入札を行いました。
国際入札の結果、2002年にSJM、ウィンリゾーツ、ギャラクシーの3社がカジノライセンスを取得し、現在も運営を行っています。
また、3社とも、各1社のみサブライセンスの付与を認められました。
サブライセンスは、カジノライセンスを取得した会社が、他の会社を指定して間接的にカジノライセンスを与えるしくみです。
SJMはMGMに、ウィンリゾーツはメルコ・クラウンに、ギャラクシーはラスベガス・サンズにサブライセンスを付与しています。
そのため、現在のマカオのランドカジノ運営会社は6社、運営ランドカジノ数は36となっています。
SJM運営ランドカジノ
SJMとは
前述のとおり、2001年にマカオ政府による国際入札が行われるまで、マカオのカジノ産業はSTDM(マカオ旅遊娯楽有限公司)による独占状態でした。
STDMは国際入札を機に、新しい法人会社を作り上げました。
この法人会社がSJM(Sociedade de Jogos de Macau, S.A)です。
マカオで一番長いランドカジノ運営歴があるため、運営ランドカジノも非常に多くなっています。
具体的には、マカオの36カジノ施設の中で、半数の18カジノ施設はSJMの運営です。
運営ランドカジノ一覧
SJMは運営ランドカジノが18あるため、9個ずつ分けて記載します。
はじめの9ランドカジノは、カジノリスボア、グランドリスボア、カムペックパラダイスカジノ、ポンテ16カジノ、ラルクマカオカジノ、オセアナスカジノ、ジーメイカジノ、ゴールデンドラゴンカジノ、バビロンカジノです。
残りの9ランドカジノは、カーサレアルカジノ、クラブ VIP レジェンドカジノ、エンペラーパレスカジノ、ダイヤモンドカジノ、フォーチュナカジノ、ランカイフォンカジノ、グランドビューカジノ、タイパカジノ、マカオジョッキークラブカジノです。
売上
SJMは規模と同じく売上高も非常に高額です。
総売上高は、長らく11,000億円以上の水準で推移していましたが、2015年には大きく減少し約7,300億円となりました。
また、SJMの売上高の半分近くは、VIP客によるものです。
SJMのVIP対応の良さと、VIPの多さが伺い知れます。
ウィンリゾーツ運営ランドカジノ
ウィンリゾーツとは
ウィンリゾーツは、アメリカのラスベガスに本社があるランドカジノ運営会社です。
大規模なリゾートのような、IR施設やカジノ施設を運営しています。
なお、マカオのランドカジノ運営は、子会社のウィンマカオによるものです。
また、日本のIR産業への参入のためか、2019年には横浜ランドマークタワーに、日本オフィス(ウィン・リゾーツ・デベロップメント・ジャパン合同会社)も開設しています。
運営ランドカジノ一覧
ウィンリゾーツの運営ランドカジノは、ウィンマカオとウィンパレスです。
ウィンパレスは2016年8月開業で、非常に新しく豪華な施設となっています。
売上
ウィンリゾーツのランドカジノは規模が非常に大きく、わずか2ランドカジノで4,000億円台の売上高を上げています。
しかし、2015年には売上高が大きく落ち込み、約3,000億円となっています。
また、ウィンリゾーツの売上割合は、SJM以上にVIPが高いです。
年度にもよりますが、75%ほどをVIPが占めています。
ギャラクシー運営ランドカジノ
ギャラクシーとは
ギャラクシー(ギャラクシーエンターテイメントグループ)は、香港に本社があるカジノ運営会社です。
運営ランドカジノ一覧
ギャラクシーの運営ランドカジノは、プレジデントカジノ、リオカジノ、ワルドカジノ、スターワールドホテル、ギャラクシーマカオ、ブロードウェイマカオです。
売上
ギャラクシーの運営ランドカジノは、会社設立の2005年以来、順調に売上を伸ばしていました。
2011年は6,178億円、2012年は8,512億円、2013年は9,905億円、2014年は10,763億円と、数値を見ると伸びの大きさがよく分かります。
しかし、やはり他の運営会社同様に、2015年には大きく落ち込み7,649億円となっています。
顧客別の売上高を見ると、VIP・非VIPともに着実な伸びとなっています。
特に、非VIPの売上高が堅調で、2014年は2,467億円、2015年は2,405億円と、2015年にもあまり落ち込んでいないことが分かります。
ラスベガス・サンズ運営ランドカジノ
ラスベガス・サンズとは
ラスベガス・サンズは、名前どおりラスベガスに本社があるランドカジノ運営会社です。
マカオのランドカジノ運営は、子会社のサンズ・チャイナが行っています。
また、マカオ以外では、アメリカとシンガポールでもランドカジノを運営している規模の大きなカジノ運営会社です。
日本のカジノ産業への進出も積極的に検討しており、日本向け公式Webサイトにも「日本をNo.1のIR開発候補地と評価しています。」などの記載が見られます。
参考:http://sandsjapan.com/faq/
運営ランドカジノ一覧
ラスベガス・サンズの運営ランドカジノは、サンズマカオ、ヴェネチアンマカオ、サンズコタイセントラル、プラザマカオ、パリジャンマカオです。
売上
ラスベガス・サンズの売上高は、2011年は732億円、2014年は1,426億円と大きく伸びています。
2015年には売上高が1,023億円と落ち込みましたが、営業利益は2011年の170億円と比べても、2015年は219億円と着実に増えています。
また、ラスベガス・サンズは売上高の約80%がカジノ売上高です。
ホテルやショッピングモールなどカジノ以外の売上高が20%近くと、他カジノ運営会社より大きくなっていることが目立ちます。
MGM運営ランドカジノ
MGMとは
MGMは7万人以上の従業員を抱える巨大なリゾート、カジノ運営会社グループです。
本社はラスベガスに置かれています。
透明性の高い運営と質の高いサービスを売りにしており、日本のカジノ産業参入に関しても話題となりました。
実際に日本法人の日本MGMリゾーツが設立されていて、東京と大阪にオフィスが設置されています。
運営ランドカジノ一覧
MGMの運営ランドカジノはMGMマカオです。
MGMマカオについては、売上高を確認することはできませんでした。
メルコ・クラウン運営ランドカジノ
メルコ・クラウンとは
メルコ・クラウンは、オーストラリアのカジノ運営会社「クラウンリゾート」と香港企業「メルコ・インターナショナル・ディベロプメント」の共同出資で設立されたカジノ運営会社です。
クラウンリゾートはオーストラリア最大のゲーミング運営企業の一つで、このノウハウを活かしてマカオでもランドカジノ運営を行っています。
運営ランドカジノ一覧
メルコ・クラウンの運営ランドカジノは、シティオブドリームス、スタジオシティ、アルティラマカオ、タイパスクエアカジノです。
また、正確にはカジノとは異なりますが、カフェタイプでゲーミングを利用できるモカクラブ(mocha clubs)も運営しています。
売上
メルコ・クラウンの売上高は、4,000億円~5,000億円ほどで推移しています。
運営ランドカジノは4ありますが、売上高の6割~8割はシティオブドリームスによるものです。
まとめ
マカオにあるランドカジノと運営会社、売上について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- マカオでは6事業者が36ランドカジノを運営している
- カジノ運営を独占していたSJM(旧STDM)の規模が非常に大きい
- 世界的に有名なランドカジノ運営会社も参入している
マカオは東洋のラスベガスと呼ばれるだけあり、36ものランドカジノが運営されています。
長年カジノ運営を独占していたSJMの存在感が大きいですが、ラスベガス・サンズやMGMなど、国際的に有名なランドカジノ運営会社のランドカジノも多いです。
質の高い「本場」のカジノを体感することができるため、カジノに興味があるかたにはぴったりです。
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