日本でもIR関連法案の審議や、自治体によるカジノ誘致が進んでいます。
そのため、カジノに興味を持ったかたや、行ってみたいと思うかたも多いです。
フィリピンはオンラインカジノのライセンス発行でも目にすることが多いほか、大型IR施設も多く人気があります。
今回はフィリピンにあるランドカジノと運営会社、売上について見ていきましょう。
なお、各ランドカジノの情報については、東京都港湾局による「平成28年度海外における特定複合観光施設に関する調査分析業務委託報告書」を参考にしています。
フィリピンにあるランドカジノと運営会社、売上
フィリピンのカジノ運営の歴史
フィリピンでは、1967年にPAGCOR(Philippine Amusement and Gaming Corporation)が設立されました。
日本語訳ではフィリピン娯楽賭博公社と呼ばれます。
公社と名前にあるとおり、政府が設立・所有している会社です。
PAGCORは、フィリピン国内カジノへのライセンス発行、国内外のオンラインカジノへのライセンス発行、ランドカジノ運営などを行っています。
フィリピンでは自国民(フィリピン人)のカジノ利用が合法なため、カジノの主な客層はフィリピン人でした。
しかし、2009年には、外国人観光客をターゲットに大型IR施設のリゾートワールドマニラが開業しました。
その後も、首都のマニラに大型IRが複数開業しています。
PAGCOR運営ランドカジノ
PAGCORとは
前述のとおり、PAGCORはフィリピン大統領府所有の公社です。
カジノ規制、ランドカジノ・オンラインカジノライセンス発行、ランドカジノ運営を行っています。
PAGCORが直接運営しているランドカジノは、フィリピン人がメインターゲットです。
幅広く国内に広く分布しています。
また、公社のため、PAGCORの収益は半分がフィリピン政府に納められており、フィリピン政府最大の収入源の一つとなっています。
運営カジノ
PAGCORの運営カジノは、一般的なカジノに近いカジノフィリピノと、スロットがメインのPAGCORクラブに分かれます。
カジノフィリピノ
カジノフィリピノは15施設が運営されているため、半分に分けて記載します。
はじめの8カジノは、カジノフィリピノヘリテージ、カジノフィリピノニューワールドマニラベイホテル・カジノ、カジノフィリピノミダス、カジノフィリピノパビリオン、カジノフィリピノバコロド、カジノフィリピノダバオ、カジノフィリピノオロンガポ、カジノフィリピノエンゼルスです。
残り7カジノは、カジノフィリピノセブ、カジノフィリピノミモザ、カジノフィリピノイロイロ、カジノフィリピノラオアグ、カジノフィリピノマクタン、カジノフィリピノアポビューホテル、カジノフィリピノタガイタイです。
PAGCORクラブ
カジノフィリピノは21施設が運営されているため、7施設ずつ分けて記載します。
はじめ7カジノは、PAGCORクラブ・アドリアティコスクエア、PAGCORクラブ・ビノンド、PAGCORクラブ・マディソン、PAGCORクラブ・マニラグランドオペラ、PAGCORクラブ・ロンキージョ、PAGCORクラブ・トロピカーナサンタメサ、PAGCORクラブ・ユニバーサルです。
次の7カジノは、PAGCORクラブ・レジャーワールド、PAGCORクラブ・カヴィテコロッセオ、PAGCORクラブ・マジェスティック、PAGCORクラブ・ソフィテル、PAGCORクラブ・オリエンタルパラダイスカジノ、PAGCORクラブ・ヴェネチア、PAGCORクラブ・オリエンタルパビリオンです。
残り7カジノは、PAGCORクラブ・カルティーニ、PAGCORクラブ・ミシビス、PAGCORクラブ・サンタローザ、PAGCORクラブ・トロピカーナラスピニャス、PAGCORクラブ・マラボン、PAGCORクラブ・ランカスター、PAGCORクラブ・サンペドロです。
売上
2011年の843億円から2015年の1,086億円まで、PAGCORは堅実に売上高を伸ばしています。
なお、総売上高に対するカジノ売上高の割合は70%前後で推移していましたが、2015年には90%以上を超えています。
カジノ売上高の伸びが特に目立つ状況です。
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループ運営ランドカジノ
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループとは
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループは、2003年に設立されたランドカジノ運営会社です。
フィリピンのアライアンスグローバルグループと、香港のゲンティン香港による共同出資で設立された合弁企業となっています。
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループが運営しているランドカジノは1カジノのみです。
しかし、フィリピン初の大型IR施設のため、非常に大きな売上を出しています。
運営カジノ
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループの運営ランドカジノは、リゾートワールドマニラです。
2009年8月にパサイで開業したフィリピン初の大型IR施設です。
敷地面積は76,000m2で、客室数1,226室の大型ホテル、311台のテーブル・1,798台のスロット・210台の電子ゲームを含むカジノ、ショッピングモール、スパ、映画館などを含んでいます。
また、IR施設では珍しく、企業のオフィス棟もあります。
売上
トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループの売上高は、2013年の708億円まで少しずつ伸びていました。
しかし、2014年からは減少傾向にあり、2015年には566億円まで落ち込んでいます。
また、売上高の内訳は、90%前後がカジノ売上高、10%前後がホテル・飲食売上高です。
メルコ・クラウン運営ランドカジノ
メルコ・クラウンとは
メルコ・クラウンは、オーストラリアのカジノ運営会社「クラウンリゾート」と香港企業「メルコ・インターナショナル・ディベロプメント」の共同出資で設立されたカジノ運営会社です。
クラウンリゾートはオーストラリア最大のゲーミング運営企業の一つで、このノウハウを活かしてフィリピンでもランドカジノ運営を行っています。
なお、実際にフィリピンでランドカジノ運営を行っているのは、子会社のメルコ・クラウン(フィリピン)リゾーツコーポレーションです。
運営ランドカジノ一覧
メルコ・クラウンの運営ランドカジノは、シティオブドリームスマニラです。
首都マニラで2014年に一部開業、2015年に全面開業した大型IR施設です。
敷地面積は62,000m2で、客室数約950室の大型ホテル、261台のテーブル・1,579台のスロット・83台の電子ゲームを含むカジノ、ショッピングモール、スパ、シアター、テーマパークなどを含んでいます。
売上
シティオブドリームスは開業から日が浅く十分なデータはありません。
しかし、発表されている四半期ごとの売上高を見ると、売上高・カジノ売上高ともに好調に伸びています。
ブルームベリー・リゾーツ運営ランドカジノ
ブルームベリー・リゾーツとは
ブルームベリー・リゾーツは、フィリピンのパラニャーケに本社があるランドカジノ運営会社です。
フィリピンでは、現在1ランドカジノのみを運営しています。
運営カジノ
ブルームベリー・リゾーツの運営ランドカジノは、ソレアリゾート・カジノです。
2013年にマニラで開業した大型IR施設で、敷地面積は83,000m2と、前述のリゾートワールドマニラやシティオブドリームスマニラを超える広さとなっています。
客室数800室以上の大型ホテル、361台のテーブル・1,623台のスロット・88台の電子ゲームを含むカジノ、コンペンション、シアター、フィットネス、スパ、ショッピングモールなどを含んでいます。
売上
ブルームベリー・リゾーツのフィリピンでの売上高は、開業した2013年は284億円、2014年は555億円、2015年は571億円と確実に伸びています。
しかし、費用を引いた利益額は少なく、2013年は30億円の赤字(損失)、2014年は94億円の利益、2015年は55億円の赤字です。
その他のランドカジノ
フィリピンには、これまでに挙げた以外にも多数のランドカジノがあります。
そのため、地域に分けて名前を記載します。
首都マニラにあるその他のランドカジノは、グランドヴィラVIPスロットクラブとウィンフォードホテル・カジノです。
リゾートワールドマニラと同じくパサイにあるランドカジノは、アトリウムホテルです。
クラーク経済特別区にあるランドカジノは、ミドリホテル・カジノ、パラダイスアイランドカジノ、ウィダスリゾート・カジノです。
その他の地域にあるランドカジノメトロカードクラブダバオ、スロットマシンアルケード・バコロド、カサブランカカジノ、VIPクラブ・ラジャパークホテル、フォンタナレジャーパーク、サンダーバードリゾートリサール、フィースタカジノポロポイント、レジェンダホテル・カジノ、オリエンタルパラダイスカジノです。
まとめ
フィリピンにあるランドカジノと運営会社、売上について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 政府所有のPAGCORが、ランドカジノへのライセンス発行を行っている
- PAGCOR自身や、ライセンスを受けた会社がフィリピンでランドカジノを運営している
- 近年では、外国人観光客向けの大型IR施設リゾートワールドマニラやシティオブドリームスマニラの存在感が大きい
フィリピンには、長い自国民向けカジノ運営の歴史があり、2009年からは外国人観光客向けの大型IR施設開業も続いています。
特に、大型IR施設は豪華なホテルや、スパ、リゾート、ショッピングモールなどを含む、巨大観光地となっています。
観光地も多い親日国となっているため、フィリピン旅行に興味のあるかたはぜひチェックしてみてください。
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